留学・ワーホリ・海外赴任・海外ノマドのように、30日以上海外に滞在する人にとって、いま注目されているのが「海外用eSIMの月額プラン」。というのも、これまで主流だったのは 7日・15日・30日の短期パック。
長期滞在者は現地のSIMにするか国ごとに買い直す必要があったため、正直めちゃくちゃ手間でした。
でも 月額プランなら毎月自動更新されるので、買い直し不要。 長期旅行・海外ノマドには断然ラクなんです。私も看世界一周旅行中に、「あ〜月額プランあれば楽だったのに…」と何度も思いました(笑)
そこで今回は、旅ブロガーとして世界を巡りながら実際に使い比べてきた私が、トリファ・Holafly・Saily・Ubigi の4社を徹底比較します。
月額プランの比較表
まずは、各社の月額プランの基本情報を一覧表で確認しましょう。
| サービス | 対応 国数 | データ /月 | 料金 | 繰り 越し | データ 追加 | テザ リング |
| トリファ | 116カ国 | 10GB | 4980円 | ○ | ○ | ○ |
| Holafly | 160カ国 | 25GB | 約7500円 | × | × | ○ |
| 160カ国 | 無制限 | 約9700円 | × | × | ○ | |
| Saily | 121カ国 | 30GB | 約9000円 | ○ | ||
| Ubigi | 200以上 | 3GB~ | 3100円~ | × | ○ | ○ |
| Airalo | なし | – | – | – | – | |
| World eSIM | なし | – | – | – | – |
料金は1$=150円で計算しています。
海外用eSIM月額プランを5項目で比較
月額プランの有無
月額プランは、長めの滞在や渡航が多い人に向いてるんだよ。一方で、年に1〜2回くらいの旅行なら、その都度短期のeSIMを買ったほうがコスパが良いこともあるんだ。だから、自分の旅の頻度に合わせて賢く選びたいところ!
| トリファ | 月額プランあり |
| Holafly | Unlimited、Lightの2種類 |
| Saily | Sailyウルトラプラン |
| Ubigi | ワールドプラン |
| Airalo | なし |
| World esim | なし |
対応国数
最も多いのは:Ubigi(200以上の国・地域)
各社の対応国数は以下の通りです:
対応国数が多いほど、複数国を周遊する際に便利です。ただし、自分が訪れる国が対応しているかどうかが最も重要なので、契約前に必ず公式サイトで対応国リストを確認しましょう。
容量と金額
| サービス | プラン名 | データ 容量 | 料金 |
| トリファ | 月額 プラン | 10GB/月 | 4980円 |
| Holafly | Unlimited | 無制限 | 約9700円 |
| Light | 25GB | 約7500円 | |
| Saily | ウルトラ プラン | 30GB | 約9000円 |
| Ubigi | ワールド プラン | 3GB | 3100円 |
| 無制限 | 35,500円 |
料金は1$=150円で計算しています。
コスパの観点から私の推しはトリファ!トリファの10GBプランが扱いやすくて、繰り越しができる分ムダも出にくいんだ。ただ、ホームステイ先にWiFIがないって場合はデータが不足する可能性も。
データをたっぷり使うタイプなら、Holaflyの無制限プランが向いていて、動画やビデオ通話が多い人にちょうどいい感じ。Sailyもデータ量は多め。
コスパ:トリファが1番!
大容量:Holaflyがオススメ!次はSailyかな。
ギガの繰り越し
繰り越し可能:トリファのみ
- トリファ:○(最大100GBまで自動繰り越し)
- Holafly:×(無制限プランのため繰り越し概念なし)
- Saily:×(無制限プランのため繰り越し概念なし)
- Ubigi:×(月ごとにリセット)
トリファの繰り越し機能は、使用量にばらつきがある方にとって大きなメリットです。「今月はホテルでの滞在が多く余った」という場合でも、次月以降に繰り越せるため、無駄がありません。
一方、Holaflyは無制限プランなので、繰り越しを気にする必要がないのが魅力です。大雑把でめんどくさがりの私にはこういうプランが嬉しい。
・出張や留学ならHolaflyがオススメ!
・世界一周旅行ならトリファがいいよ~
容量のチャージの可否
| サービス | データ 容量 | チャージ 可否 |
| トリファ | 10gB/月 | 〇 |
| Holafly | 無制限 | 無制限 |
| 25GB | 不可 | |
| Saily | 30GB | 不可 |
| Ubigi | 3GB~ | 可 |
料金は1$=150円で計算しています。
チャージができるのは、トリファとUbigiの2社です。トリファは、1GB790円・3GB1760円・10GB4100円の中から追加できる仕組みになっています。一方でHolaflyの無制限プランは、そもそもチャージの必要がありません。
SailyはとHolaflyのLiteプランは追加ができないので使いにくいと感じるかもしれませんね。
容量制限があるプランを使う場合は、「足りなくなった時にどうするか」を知っておくと不安が少なくなりますよね。逆に、無制限プランなら追加を気にしなくていいので、個人的にはすごく気持ちがラクで助かっています。
使い切る心配がある方はHolafly一択!
ここからは各社の特徴を丁寧に見ていきましょう。
トリファ月額プランの特徴

プランの種類
| サービス | トリファ |
| プラン名 | 月額プラン |
| データ容量 | 10GB/月 |
| 料金 | 4980円 |
料金は1$=150円で計算しています。
トリファの月額プランは、世界116カ国対応の10GB/月プランのみとシンプルな構成です。10GBは、一般的な使い方であれば十分な容量です。
目安として:
- 地図アプリの使用:約30時間
- SNS閲覧:約20時間
- ビデオ通話:約5時間
対応国数

トリファ公式リリースより引用
116カ国に対応しており、日本人の渡航先の約98%をカバーしています。アジア、ヨーロッパ、北米、オセアニアなど主要な旅行先はほぼ網羅されています。対応国はこちらより確認できます。
ギガの繰り越し

トリファ公式リリースより引用
トリファ最大の特徴は最大100GBまでの自動繰り越しです。
・使わなかったデータは自動で翌月に繰り越される
・上限を超えた場合は、古いものから順に失効
・長期利用でギガを貯めておける
この仕組みがあるおかげで、「今月は国内にいてあまり使わなかったんだよね」という月もムダにならないんです。海外と国内を行き来する人にもぴったりの使い勝手!
容量の追加チャージ可能
容量が足りなくなった場合、以下のチャージが可能です:

購入後すぐに利用でき、アプリから簡単に追加できます。機械オンチの私でもわかりやすいので大丈夫。
チャージ手順
- マイeSIMをタップし、月額プランを選択
- 「利用状況」→「容量を追加で購入する」を選択
- 希望の追加容量を選択し決済
解約について
- いつでも解約可能(契約期間の縛りなし)
- 解約すると残容量も失効するため、タイミングに注意
ずーっと海外にいるわけでは無い場合など、無駄のない使い方をしたい方の1つの選択肢として良いですね。
使いやすさは抜群!
当月・繰り越しデータ容量、月ごとの利用履歴など、必要な情報をいつでもアプリから確認できます。

トリファ公式リリースより引用
Holafly 月額プラン

Holaflyは2種類の月額プランを提供しており、用途に応じて選択できます。
プランは2種類!オススメは無制限プラン

このプランは5Gに対応していて、テザリングもそのまま使えるんです。しかも追加料金なしでデータは無制限という気軽さ。困ったときには日本語で24時間サポートしてくれるので、いつでも相談できる安心感!
容量と金額
| サービス | プラン名 | データ 容量 | 料金 |
| Holafly | Unlimited | 無制限 | 約9700円 ($64.9) |
| Light | 25GB | 約7500円 ($49.9) |
料金は1$=150円で計算しています。
プラン対応国数
160カ国以上に対応。ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オセアニアなど主要な旅行先をカバーしています。こちらから確認できます。
Holaflyの公式サイトから月額プランを選択し下記のカバレッジを確認をタップ!

ご自身の渡航予定地域を入力。例としてアルゼンチンとしました。

eSIMが対応していれば下記のような画面が表示されます。日本人の渡航先98%以上をカバーしています。非対応の場合はこの画面がでない仕様のようです。

無制限プランにはギガの繰り越し関係なし
無制限プランのため、繰り越しの概念はありません。また、Liteプランにはギガの繰り越しは不可のようです。
無制限プランには容量のチャージは関係なし
無制限プランのため、チャージの必要はありません。Liteプランには容量チャージは不可のようです。
Holaflyの口コミ
実際の利用者の声
- ヨーロッパ周遊で複数国を移動してもスムーズに接続
- 5G対応スマホでは25Mbps程度の速度を実現
- モロッコではLTE接続でも快適に利用可能
- スペイン・バルセロナでは5G環境で高速通信を実現
注意点
- 5G非対応の古いスマホではLTE接続となり、地域によっては速度が遅くなる場合がある
- エジプトなど一部地域ではネットワーク自体が不安定
渡航先のネットワーク環境についても下調べしておくと心配が少ないですね。
Saily ウルトラプラン

プランの種類
| サービス | Saily |
| プラン名 | ウルトラプラン |
| データ容量 | 30GB/月 |
| 料金 | 約9000円 ($59.99) |
| 対応国数 | 121カ国 |
料金は1$=150円で計算しています。
120以上の地域に対応。イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドを含む世界中の主要都市をカバーしています。公式サイトから対応国を確認できます。
容量と金額
高速データ通信は30GBまでの制限あり、その後は1MBPs以下(低速モード)でデータ使い放題
プレミアムな特典
- Sailyモバイルデータプランの購入金額の8%がSailyクレジットとして還元
- 空港ラウンジパス:毎月1枚(最大3ヶ月分まで繰り越し可能)
- ファストトラックパス:毎月1枚(最大3ヶ月分まで繰り越し可能)
- 遅延フライト補償:フライトが2時間以上遅延した場合はパスを使わなくても、空港ラウンジを利用できます。
空港を頻繁に利用するビジネスパーソンや旅行者にとって、ラウンジパスとファストトラックパスは大きな付加価値です。
ギガの繰り越し・容量チャージ無し
高速データ通信が使い終わったあとは低速通信になってしまいます。繰り越し、チャージはありません。
解約について
- 次回支払いの2日前までにプランを解約すれば、翌月の自動更新はされない
- 月の途中で解約しても日割り返金はなし
Ubigi

プランの種類
- 5GB/月プラン
- 20GB/月プラン
- 無制限プラン
対応国数
200以上の国・地域に対応。アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、中東、カリブ海地域など、世界中のほぼすべての地域をカバーしています。
対応国数では今回比較した中で最多です。
容量と金額

Ubigiは段階的なプランを提供しており、使用量に応じて選択できます。料金は容量と地域によって変動します。ご自身の渡航する国を公式サイトでご確認ください。
特徴:
- 1つのeSIMで世界200以上の国・地域で利用可能
- スマートスタート機能:目的地に到着してから自動的に通信開始
- セットアップが簡単
- Wi-Fiやデータなしでもトップアップ(追加購入)が可能
ギガの繰り越し
Ubigiの月額プランは月ごとにリセットされるため、繰り越しはできません。
容量のチャージの可否
チャージ可能です。容量が不足した場合、追加のデータパッケージを購入できます。
- Wi-Fiやデータ通信なしでも追加購入が可能(独自のシステム)
- 容量と地域によって価格が変動
- アプリから簡単に追加購入できる
解約について:
- いつでも解約可能
- 自動更新を停止すれば次回から請求されない
まとめ
海外用eSIMの月額プランは、沢山あり、それぞれ特徴が異なります。あなたの利用スタイルに合わせて最適なものを比較して選びましょう。
こんな方におすすめ:
| プラン | おすすめの方 |
| トリファ | データ使用量にばらつきがある方。繰り越し機能を活用したい方。 |
| Holafly | 大量にデータを使う方。動画視聴やビデオ通話を頻繁に行う方。 |
| Saily | 空港ラウンジを利用したい方。ビジネス利用で特典を活用したい方。 |
| Ubigi | 世界中を旅する方。対応国数の多さを重視する方。 |
選び方のポイント:
- データ使用量:10GB程度で足りるか、無制限が必要か
- 訪問国:自分が行く国が対応しているか
- 繰り越し機能:使用量にばらつきがあるか
- 付加価値:ラウンジパスなどの特典が必要か
- 予算:月額料金と追加チャージのコストバランス
看護師として海外赴任を経験し、現在は旅ブロガーとして世界を巡る私の経験から言えるのは、「自分の利用スタイルに合ったプランを選ぶことが最も重要」ということです。
無制限プランは安心感がありますが、実際には10GBで十分な場合も多いです。まずは自分が普段どれくらいデータを使っているかを確認してから、プランを選ぶことをおすすめします。
各社とも初月割引やクーポンコードを提供している場合があるので、契約前に公式サイトをチェックしてみてください。
あなたの海外ライフが快適なものになるお手伝いになれば嬉しいです。


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