Googleに「このブログは価値がある」と伝える方法のひとつ
それが、外部サイトからリンクをもらうことです。
外部からリンクを貼ってもらえるというのは、
「この記事、参考になるよ」
「自社のことを紹介してくれてありがとう」
そんな気持ちを持ってもらえた証でもあります。
もちろん、一番大切なのは読者の悩みを解決すること。
ただ、それと同時に、Googleに評価されて検索上位に表示されるためには、外部リンクが大きな役割を持つのも事実です。
そこでこの記事では、
外部リンクをもらうために何から始めればいいのか
を、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
営業が苦手だからブログを副業にしている
そんな方も多いですよね。
実は、私もそのひとりです。
どこに問い合わせればいいのか
連絡先はどうやって探すのか
どんな文章を書けば成功しやすいのか
こうした疑問をひとつずつ解消しながら、
これなら自分にもできそうと思ってもらえる内容にまとめました。
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無理な営業は不要です。
続けやすくて、現実的な外部SEOの始め方を知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
被リンク営業の基本プロセス
「被リンクって、どうやってもらうの?」
そう思っている方、きっと多いですよね。正直、私も最初はまったく分かりませんでした。営業が得意じゃない私でも実際にやっている方法を、できるだけシンプルにお話しします。
やっていることは、実はとてもシンプルです。
やることはこの3つだけ。
・被リンクしてくれそうなサイトを見つける
・連絡をする
・必要な対応をする
あとは、この流れをひたすら繰り返すだけです。
…とはいえ、
「それだけ言われても正直ピンとこない」
そう感じますよね。
なので次からは、
どうやってサイトを探すのか
どこに、どんな内容で連絡するのか
返事が来たあとに何をすればいいのか
このあたりを、実際に私がやっているやり方そのままで、ひとつずつ詳しく紹介していきますね。
被リンクしてくれそうなサイトを見つける方法
自分が紹介したことのある製品のサイトを見る
いちばん手堅いのは「自分が紹介したことのある商品・サービスの公式サイト」を見ることです。
すでに記事で取り上げた相手なら、話が通りやすいことも多いんですよね。
ここでは、私が実際に見てきた中で「このサイト、被リンク対応してくれそう」と感じた特徴をまとめます。体感ですが、①と②はだいたい半々くらいの印象です。
① トップページにメディア掲載実績がある
公式サイトのトップページを、下のほうまでしっかり見てみてください。
メディア掲載、掲載実績、お知らせといった項目に、ブログ名や記事タイトルが載っている場合があります。
こうした実績があるサイトは、メディアに紹介されることに慣れているので、被リンクの相談が通りやすい傾向があります。
② サイト内にメディア掲載やNEWSへのリンクがある
トップページに掲載実績が見当たらなくても、ここで諦めるのはまだ早いです。
サイト内をよく探すと、メディア掲載情報、お知らせ、NEWSといったページへのリンクが見つかることがあります。
私の経験では、
ページの途中にあるケースが3割ほど
ページ最下部にあるケースが7割ほど
という印象です。

ポイントはメディア掲載情報を探すこと
結局のところ、いちばん大事なのはここです。
メディア掲載情報があるサイトは、被リンクの相談がしやすい可能性が高い。
まずは、自分が紹介したサービスの公式サイトから、ゆっくりチェックしてみてくださいね。
競合ブログの被リンクをチェックする方法
競合ブログって言われると、ちょっとハードル高いな…」
そう感じる方もいますよね。ここでいう競合ブログは、自分が書いた商品やサービスについて、同じように記事を書いているブログくらいの感覚で大丈夫です。
まずは、自分が紹介したサービス名で検索してみましょう。
そこで出てきたブログが、どこから被リンクをもらっているのかを確認するんです。
被リンクを調べる方法は大きく2つあります。
体感としては、9割は①の方法、残りが②というイメージです。
今回は、無料でできる簡易チェック方法として紹介しますね。
①被リンクチェックツール(Ahrefs )を使う
Ahrefsでは、そのブログがどんなサイトからリンクされているかを確認できます。
ステップ1:調べたいサイトのURLを入力する
まずは、被リンクを確認したいブログのURLをコピーして、Ahrefsに入力するだけ。これだけで、被リンクの情報を見ることができます。
細かい数字を見る必要はありません。
ステップ2
サブドメインを選択し被リンクを確認するをクリック

ステップ3
画面を見てみると、
参照ページにはリンク元となっているサービス側のサイトが表示されていて、
右側にはアンカーとリンク先URL、つまり各ブログの記事が並んでいます。
ここでチェックしたいのは、参照ページとして表示されているサイトです。
どんなサービスや企業のページからリンクされているのかを確認して、そのページが被リンク対応していそうかどうかを、これまでに紹介した方法で一つずつ見ていきます。
この作業を繰り返していくと、
「ここなら被リンクの相談ができそうだな」
そんなサイトが少しずつ見えてくるようになりますよ。

② 競合ブログの中身をチェックする
次にやってほしいのが、競合ブログの中身をじっくり見ることです。
ブログによっては、記事だけでなく、
・協賛サイト
・掲載実績
・パートナー紹介
といった形で、別ページを用意しているケースがあります。
こうしたページがあるブログは、外部サイトを紹介することに慣れている可能性が高いので、被リンクのヒントが見つかりやすいですよ。
メディア掲載実績に掲載されたサイトの被リンクを確認する
ここまでのステップで見つけた企業サイトのメディア掲載実績も、ぜひチェックしていきましょう。
このページに載っているブログやメディアは、被リンクのやり取りに前向きなケースが多いんです。
やり方はシンプルで、
掲載されているブログ名をひとつずつ見ながら、
「このブログって、どこから被リンクをもらっているんだろう?」
と考えて、前に紹介した方法でツールを使って確認するだけ。
この作業を繰り返していくと、
被リンクをもらいやすそうなサイトの共通点が、だんだん見えてきますよ。
問い合わせ先はどこがいい?
被リンクしてくれそうなサイトが見つかったら、次に考えるのは
どこに、どうやって連絡するかです。
ここからは、私がこれまで実際に試してきた方法を紹介しますね。
ASP経由での依頼
成功率がいちばん高いと感じているのが、ASPを通じた依頼です。
担当者に相談すると、企業側とのやり取りを間に入って進めてくれるので、かなりスムーズに話が進みます。
交渉も調整も任せられるため、
できるだけ手間をかけずに進めたい方には向いている方法です。
問い合わせフォームから連絡する
次に思いつきやすいのが、公式サイトにある問い合わせフォームです。
ほとんどのサイトに用意されているので、まずはここから試す人も多いと思います。
ただ正直なところ、
最初から被リンクのお願いをしてOKが出る確率は、体感で1割くらいです。
反応がなかった場合は、別の方法もあわせて試してみるのがおすすめです。
プレスリリースに記載されているメールアドレス
企業は新しいサービスを発表するときに、PR TIMESなどでプレスリリースを出していることがあります。
その中に、「この記事へのお問い合わせはこちら」といった形でメールアドレスが書かれていることが多いんですよね。
このメールアドレス宛に連絡してみる、という進め方もひとつの手です。
ヘルプやよくある質問に載っている連絡先
サービスを使っていると、ヘルプページやよくある質問、サポート用のメールアドレスやLINEが用意されていることがありますよね。
本来はサービスの質問用ですが、
私自身、記事作成で分からないことを相談した流れで
「記事が完成したら教えてください」と声をかけてもらったこともあります。
もちろん、自分から
記事を掲載してもらえるか相談してみる
という形でも問題ありません。
何を伝えればいいの?
被リンク営業で一番大事なのは「最初の文章」
被リンクしてくれそうなサイトと、連絡先が分かった。
次に必要なのが、実際に送る文章です。
正直、この文章の書き方ひとつで、成功率は大きく変わります。
ここでいちばん大事なのは、
相手にとって被リンクするメリットがあると伝えること。
これに尽きます。
企業側からすると、
無料でサービスを紹介してもらえるなら嬉しい
PVがあり、SEOで上位表示されているブログならなお嬉しい
というのが本音だったりします。
ただし、ある程度有名なサービスになると、
掲載順位を指定されたり
ランキング上位にしてほしいと言われたり
商標記事を作ってほしいと依頼される
といったケースもあります。
ここは、運営者としてどこまで対応するかの判断になりますが、
私自身は「三方よし」の考え方を大事にしています。
話を戻しますね。
企業側が「それならお願いしてもいいかも」と感じるメールを書くために、必ず入れたい要素は3つあります。
ブログの実績
ブログに込めている思い
こちらが実施できること
この3つを、漏れなく伝えるのがポイントです。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
ブログの実績
「実績なんて何もない…」
そう思う方も多いですが、実は意外と何でも実績になります。
例えば、
PV数
SEOで上位を取っているキーワード
ブログの運営歴
自分自身の経歴
SNS集客の実績
SEOの上位キーワードは、
大きなキーワードでなくても大丈夫です。
韓国 お土産 妹 4歳 のようなロングテールでも、立派な実績です。
看護師、会社員、元営業、子育て経験など、
自分の経歴も十分な強みになります。
ここまで含めると、
「書けることが何もない人」はほとんどいなくなります。
ブログに込めている思い
ASP登録のときに
「どんなブログですか?」
という質問、何度も書いてきましたよね。
実はこれ、被リンク営業でもかなり効果があります。
例えば、婚活系ブログなら
婚活で悩む人を少しでも減らしたい
本当に役立つサービスだけを紹介したい
こんな思いがあるはずです。
うまく書こうとしなくて大丈夫です。
自分がなぜこのブログを書いているのか
それを素直に言葉にするだけでOKです。
実施できること
ここが、いちばん差がつくポイントです。
実績と想いだけを書く人は、
体感で8割から9割くらいいます。
でも、相手への具体的なメリットが書かれていないことが多いんです。
そうなると、企業側は
「読むのが大変なメールだな」
と感じて、そのままスルーされがちです。
なので、こちらが何を提供できるのかを必ず書きましょう。
例えば、
すでに御社を紹介している記事があります
記事タイトルとURLを記載する
商標記事を作成していて、内容確認後に公開できます
本当におすすめなので、ランキング上位に掲載予定です
根拠のない悪評がある場合、フォロー記事として対応できます
もちろん、無理に約束する必要はありません。
できることだけ、誠実に書くのが大切です。
相手への敬意と、きちんとしたメリット。
この2つが伝わるメールは、返信率がまったく変わってきます。
必要な対応をする
被リンクのお願いをすると、そのあとに追加で対応をお願いされることがよくあります。内容はだいたい決まっていて、主に次の2つです。
情報提供の依頼
これは、掲載にあたって必要な情報を教えてほしい、というものです。
よく求められるのは、次のような内容ですね。
ブログ名
ブログのURL(トップページ、または該当記事)
ブログ紹介文(文字数の指定あり)
掲載方法によって必要な情報は少しずつ違いますが、
企業サイトのメディア掲載ページを見ていれば、だいたい想像がつくと思います。
相手のやり方に合わせて、サッと用意できると印象も良くなりますよ。
記事の追記や修正の依頼
すでに公開している記事に、
情報を少し足したり
表現を調整したり
文の流れを整えたり
といった対応を求められることもあります。
ここで意識したいのは、できるだけ早く対応すること。
対応がスムーズだと、やり取りの回数も減って、掲載まで一気に進みやすくなります。
無理な修正をする必要はありませんが、
対応できる範囲は前向きに、スピード感をもって進めていきたいですね。
よくある質問
初心者ブログですが大丈夫でしょうか?
「まだ初心者ブログだけど、被リンクって気にしたほうがいいのかな?」
そんなふうに不安になりますよね。
正直なところ、記事数が20記事以下のうちは、被リンクをそこまで意識しなくて大丈夫だと思います。
まずは記事を書いて、SEOで少しずつ上位に表示される記事が出てきてから意識すれば十分です。
ちなみに私は、収益が5桁に乗ってから本格的に取り組み始めました。
何でも一気にやろうとせず、今やるべきことの優先順位を考えるのが大切ですね。
企業がどうして被リンクをしてくれるんですか。
「お願いしても、企業側にメリットあるの?」
これもよくある疑問ですよね。
被リンクをくれる理由のひとつは、
紹介されるほど注目されているサービスだと外部に示せるからです。
特に、まだ知名度が高くないサービスの場合、
ブログで紹介してもらえること自体がとてもありがたいと感じてもらえるケースも多いんです。
こちらが価値ある記事を書いていれば、
被リンクは「お願い」ではなく、自然なやり取りとして成立するようになりますよ。
まとめ
被リンク獲得は、最初から難しいことをする必要はありません。
やることはとてもシンプルで、順番を間違えないことが大切です。
まずは、
自分が紹介したサービスや商品から被リンクしてくれそうなサイトを探す。
次に、
競合ブログや企業サイトのメディア掲載実績をチェックして、チャンスがありそうな相手を見つける。
そして、
相手にとってのメリットをきちんと伝える文章で連絡をする。
この流れを繰り返していくだけです。
連絡の際は、
ブログの実績
ブログに込めている思い
こちらが実施できること
この3つを意識するだけで、返信率は大きく変わります。
被リンクは、記事数が少ないうちから無理に狙うものではありません。
まずは良い記事を書いて、少しずつ成果が出てからで大丈夫です。
私自身も、収益が5桁に届いてから本格的に取り組み始めました。
企業が被リンクをくれるのは、
紹介されることで注目されていると示せる
知名度アップにつながる
といったメリットがあるからです。
焦らず、無理せず、できるところから。
三方よしの気持ちを大切にしながら進めていけば、被リンクは自然と増えていきます。

